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保険選びに活かしたい!5つのトピックスで見る最新医療事情をレポート

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私たちを取り巻く最新の医療事情や日本人の健康意識は、日々変化しています。実は、保険商品はそうした医療事情と密接に関わっています。つまり、最新の医療トピックスを知ることは保険選びに活かすことにつながるのです。今回は、最新の医療事情をひもといて、そこから見える保険選びについて解説していきます。

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コラムサマリ

★この記事は5分で読めます。

  • 医療や健康についての技術やトレンドは、日々変化している。
  • トピックスを知り、自身の保険選びに活かしましょう。

※ご契約にあたっては、必ず「重要事項説明書」をよくお読みください。ご不明な点等がある場合には、お問い合せください。
※取り扱い保険会社及び保険商品について、ご不明な点等がある場合には、お問い合せください。
※文中に記載の保険商品、サービスの名称及び内容は保険会社によって異なる場合がございます。

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TOPICS 01

日本人が一生のうちにがんと診断される確率は57.6%!

がんは国民病とも言われるほど、日本人に関わりの深い病気です。国立がん研究センターの「最新がん統計」によると、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男女ともに50%を超えていて、1.8人に1人がかんにかかる計算となっています。しかし、がんで死亡する確率は、男性が4人に1人、女性が6人に1人という状況に。(※)つまり、がんは治療して治す病気になっているのです。

がん治療できるようになった理由としては、医療技術の進歩と早期発見・早期治療があげられます。早期発見によって初期の上皮内がんのうちに治療すれば再発もほとんどありません。がん治療も一般的な手術療法、薬物療法、放射線療法のほかに、痛みの少ない先進医療も出てきています。

それにともなって、がん保険や医療保険も変わってきています。以前の補償内容は入院の日数や手術給付金タイプが多かったのですが、現在は治療ごとに給付金が下りる治療型へと移行しています。また先進医療や自由診療の特約も出てきています。医療保険やがん保険は、ニーズの高いものへと移行しているのです。そのためにも最新の保険商品をチェックしておきましょう。

※ 国立がん研究センターのがん情報サービス「最新がん統計」によれば、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は(2018年のデータに基づく)男性65.0%(1.5人に1人)、女性50.2%(2人に1人)となっている。また、日本人ががんで死亡する確率は(2020年のデータに基づく)男性26.7%(4人に1人)、女性17.9%(6人に1人)と報告されている。

 

TOPICS 02

入院日数は、この27年で15.6日も短縮している!

入院日数は医療保険の種類を決めるときのポイントになります。厚生労働省の「患者調査」によると、1990年から2017年の27年間で入院日数は大幅に短縮している(-15.6日)ことがわかります。(※)実際にも入院日数は10日に満たないケースが半数となっています。最も短期化している病気は意外にもがんなのです。がんの入院日数は1週間程度のことが多く、その後は通院や在宅で治療していくのが主流になっています。これは医療が進歩したことも理由としてあげられますが、政府の施策として医療費の適正化のために入院日数を短期化したい方針があることも大きいのです。

医療保険やがん保険もそうした実態にあわせて変化しています。以前の入院給付金は120日型や180日型がメインでしたが、現在は60日型がメインで30日型も登場しています。しかも入院日数が長くなりがちな三大疾病や7大疾病になると入院日数無制限が選択できるようになっています。入院日数の選び方も選択肢が複雑になっているのです。ぜひそうし点も見直しのポイントにするのがおすすめです。

※ 厚生労働省「平成29年(2017)患者調査の概況」によると、退院患者の平均在院日数は2017年の29.3日から1990年の44.9日(-15.6日)と減少している。

 

TOPICS 03

2025年には65歳以上の5人に1人が認知症に⁉

超高齢化社会の日本では、65歳以上になってからをどう過ごすのかが、誰もが関心を寄せるところです。厚生労働省の調査によると、65歳以上の認知症の人の数は600万人(2020年現在)と推計されています。さらに2025年になると700万人に増え、高齢者の約5人に1人が認知症になると予測されているのです。(※)

認知症は早期発見がカギとなっており、軽度認知症や認知症予備軍のうちなら回復することがあります。早くからケアするためにはポイントがあります。それが、①運動習慣をつける ②良い食事・睡眠をとる ③生活習慣病を改善する ④知的刺激を高める ⑤社会脳をきたえる、の5つです。

認知症には、アルツハイマー型認知症などの変性型認知症と内科的疾患による認知症があります。このうち内科的疾患は治療が可能ですが、現在のところ変性型認知症を完全に治す治療法はありません。可能な限り症状を軽くして、進行するのを遅らせることが今の治療目標となっています。一方で発症前の段階で治療できる薬の開発が行われています。それだけ早期発見・早期治療が重要なのです。

認知症などになった場合は公的な介護保険もありますが、民間の保険会社の認知症保険も用意されています。要介護となった場合には、自宅の改装や施設の入居など一時的な負担が大きくなるからです。こうした保険で備えておくのも選択肢の1つといえます。

※ 厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」参照。

 

TOPICS 04

新型コロナウイルス感染症でも増加!うつ病の入院期間は平均113.9日と長い


うつ病などの精神疾患は完治まで時間のかかる病気の1つです。政府統計の総合窓口「e-Stat」の発表によると、病気やケガでの入院日数は、全般的には短期傾向にありますが、うつ病の入院期間は平均113.9日(2017年)と長期に渡ります。さらにコロナ禍による在宅ワークやオンライン授業、外出制限があり、ウイルスの蔓延による不安な世の中となっていることから精神疾患の患者は増えているといわれています。

精神疾患にかかってしまうと、保険商品によっては新しく保険に加入できない場合もあります。だからこそ、そうなってしまう前に備えておくことが大切です。医療保険の加入は公的保険や高額療養費制度があるため、必要ないとの考え方もあります。しかし、どんな病気にかかるかはわからないもの。そんなときこそ、どんな病気でも入院給付金が支払われる医療保険のメリットが活きてきます。

また精神疾患以外でも入院するとなると、個室に入りたいなどの要望も出てくるもの。そうした点を踏まえると医療保険の加入も検討していくのがおすすめです。

 

TOPICS 05

線虫の感度は86.3%! がんの早期発見が可能な手段が増加中

がんの早期発見・早期治療を可能にしているのは、私たちの健康意識の高まりとともに、がんを発見する検査サービスの充実があげられます。最先端の検査の代表例として注目したいのが「線虫」です。これは、嗅覚に優れた線虫ががんの匂いに吸い寄せられることを利用したもの。代表的な例となる一次スクリーニング検査サービスである「N―NOSE」(※)では、わずかな尿を使って12,500円の安価で検査ができ、感度は86.3%と高精度。ステージ0や1といわれる段階でも検知されます。このほかにも、少量の血液でがんが発見できるものの開発が研究機関や企業で開発が進められています。

もちろん陽性が出ても医療機関での診断が必要ですが、ステージ0やステージ1でがんが発見できれば、治療の負担も完治する確率もグッと上がります。特に気づきにくいがんだと、なおさらありがたいものです。がん保険のなかにはそうしたステージ0の段階でも診断一時金が出たり、治療費が出たりするものもあります。そのためにも最新のがん保険への加入は重要なのです。

※ HIROTSUバイオサイエンスWEBサイト参照。

 

まとめ

今回は、5つの最新医療TOPICSをご紹介しました。医療技術の進歩や私たちの健康意識の高まりによって、早期発見・早期利用や治療の多様化がみられることがわかりました。それによって保険商品の内容も変化しています。つまり保険商品は最新のものと比較して検討することが何よりも大切なのです。しかし、保険商品の内容は医療の多様化によって複雑に分かれているのも事実です。3〜5年に一度は保険の内容を見直すとともに、その際は保険の専門家に相談するのがおすすめ。頼りになるかかりつけ医のような専門家を見つけておくとよいでしょう。

この記事の執筆協力

執筆者名

笠井裕予

執筆者プロフィール

ファイナンシャルプランナー、株式会社オフィシャル取締役/広島市生まれ。転職や起業の借金をきっかけにマネーセミナーに参加し、ファイナンシャルプランナーへ。人生計画アドバイザーとして、1000人を超える人にマネープランを設計。マネーセミナー講師としても活躍している。『貯金ゼロから1000万円貯める!大人女子のマネーハック大全』(宝島社)などの著書がある。

募集文書管理番号
07E1-29A2-B22005-202205

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